ビュフェこども美術館リニューアルオープン記念展
木のものがたり

会期: 2013年7月27日(土)―12月25日(水) 主催: ベルナール・ビュフェ美術館別館

この度、開館40 周年を迎えるビュフェ美術館は、約一年間の改修工事を経て、4 月にリニューアルオープンいたしました。併設のビュフェこども美術館も、7 月に新たな装いでの公開となります。
これを記念し、ビュフェこども美術館では、特別企画展「木のものがたり」展を開催いたします。
ビュフェ美術館入口にある、開館を記念して40 年前に植樹された大きなクスノキ。美術館を覆うように、守るように立っているこのクスノキは、長い年月を経て美術館のシンボルツリーへと成長しました。
木に縁のある当館で、木にまつわる絵本の原画や造形作品を展示し、そのぬくもりをお届けするとともに、「身近にある自然に目を向けることの大切さ」をテーマにご覧いただきます。

作家紹介

  • Bernard Buffet Museum

    荒井良二

    1956 年山形県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。1990 年に処女作『MELODY』を発表以来、数々の絵本、挿画を手掛ける。1991 年、『ユックリとジョジョニ』でエズラ・ジャック・キーツ賞を受賞以来、第46 回小学館児童出版文化賞(1997)、ボローニ ャ国際児童図書展特別賞、講談社出版文化賞絵本賞(ともに1999)、アストリッド・リンドグレーン賞(2005)など、多くの賞を受賞。2004年にはクレマチスの丘のポスターやグッズを手掛け、絵本づくりのワークショップも行った。 出品作品…絵本『森の絵本』、『あさになったのでまどをあけますよ』、『なんていいんだぼくのせかい』原画、絵画作品ほか。

  • Bernard Buffet Museum

    いせひでこ

    1949 年北海道生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン科卒業。1988 年に『マキちゃんのえにっき』で野間児童文芸新 人賞、1996 年『水仙月の四日』で産経児童出版文化賞、2007 年『ルリユールおじさん』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。数々の絵 本、エッセイなどを手掛ける。2009 年、ビュフェこども美術館10 周年を記念し、「いせひでこ絵本原画展」を開催。サイン会やワーク ショップも行った。 出品作品…絵本『大きな木のような人』(前半)、『チェロの木』(後半)、『木のあかちゃんズ』原画、絵画作品。

  • Bernard Buffet Museum

    杉山明博

    1942 年静岡県函南町生まれ。1966 年静岡大学教育学部卒業、1976 年東京教育大学大学院修士課程修了。1967 年に第7 回 武藤工業設計コンクール1 位・武藤賞、翌年鉄の新しい用途開発のための設計競技佳作、1972 年第37 回・38 回新制作協会新作家賞受 賞。富士常葉大学保育学部特任教授、静岡大学名誉教授(2008)を務めながら、各地で木のぬくもりと触れ合える体験型の展覧会を開催。 当館では、2000 年に「木とのふれあいワールドin ビュフェの森」、2001 年に「造形の森」展を開催している。 出品作品…「触の引き出し」「音の木」「ごろねの広場」

  • 展示概要

    第一部では、美術館周辺の木々をご紹介し、絵本作家・荒井良二といせひでこの絵本原画や絵画作品を展示します。いせひでこの作品は『大きな木のような人』の展示を10月15日まで、同17日より『チェロの木』の原画全点を展示いたします。
    木の強さや、森のあたたかな深さを感じる作品の数々をご覧ください。
    第二部では、造形作家・杉山明博の体験型木造彫刻を中心に展示します。見て触れて、木のぬくもりを体感してみてください。木々に囲まれた美術館で開催するこの展覧会が、身近にある自然に目を向けるきっかけとなれば幸いです。

  • ワークショップ「絵本をつくろう」

    展覧会期間中、いつでも誰でも無料で参加できるドロップインワークショップのコーナーがあります。小さな絵本をつくります。

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