没後20年
ベルナール・ビュフェ
或る画家の航海

会期: 2019年10月5日(土)〜2020年10月4日(日)
  • バゲットのある静物 1949年

  • 二つのテーブルの静物  1950年

  • サーカス:ル・ピエ・ド・ネ 1951年

  • 自画像 1958年

  • サン=カストの海辺の家 1965年

  • ドン・キホーテと風車  1988年

私は大海原を航海する一隻の小舟のようなもの。波は繰り返し押し寄せて来る。
その波間を縫ってなんとか舵を取っているのです。
波にもまれながら進んでいるのです。

—ベルナール・ビュフェ

ナチスの占領から解放され、第二次世界大戦が終結してまもなくのフランス。人々が戦後の喪失感から立ち直ろうとしていたその時代に、無口な青年の描いた絵が注目を集めました。
画家の名はベルナール・ビュフェ。彼の作品はまさに時代を切り取り描いたものとして人々の共感を呼び、ビュフェは瞬く間に時代のアイコンとなりました。

その後の約50年にわたる画家人生を通じて、ビュフェは8000点を超える作品を生み出します。注目を浴びるがゆえの賛否両論の嵐の中、ビュフェは、終生さまざまな表現に挑みつづけました。その姿は、何と言われようとも騎士道を貫いた男、ドン・キホーテにも重なります。

ビュフェが71歳で亡くなって20年が経ちました。ビュフェという画家が世界を席巻した当時のことを覚えている世代がいる一方で、初めてその作品に出会う世代も多くなっています。本展では、当時の「ビュフェ現象」をふりかえりつつ、今、あらためてその作品にじっくりと向き合います。ビュフェがデビューした時代、人々が心に大きな空洞を抱え未来を探しあぐねていた空気は、今の時代、私たちが感じているものにも通ずるのではないでしょうか。画家、ベルナール・ビュフェの唯一無二の表現を、たっぷりとお楽しみください。

初期から晩年まで、幅広い年代にわたる100点超のビュフェ作品、時代を知る資料などをご覧いただけます。

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