シュタイナー教育のエッセンスを語る

開催日 : 8月9日 (日) 13:30-15:00 開催場所 : ベルナール・ビュフェ美術館 大展示室

現代の教育は、知育に偏りすぎていて、バランスがとれていないのではないでしょうか。1919年にドイツで創設されたシュタイナー学校(ワルドルフ学校)は、意志と感情と思考のバランスのとれた教育をめざし、現在では世界で1000校を越えるまでに広がっています。北米調査の結果によると、シュタイナー学校の卒業生を指導した大学教授は、問題解決能力があり、リーダーシップ、判断力に優れ、コミュニケーション能力があり、他者への共感力に優れていると見ています。本講演では、優れた卒業生を送り出しているシュタイナー教育のエッセンスを、展覧会で展示している黒板ドローイングとも関連させながらわかりやすくお話しいただきます。

参加費:入館料のみ
定員:50名

プロフィール

  • 今井重孝

    青山学院大学教育人間科学部教授。ドイツの教育制度、教育思想の研究を中心としながら、ホリスティック教育の観点からシュタイナー教育に注目し、シュタイナーの思想と現代(教育)思想をつなげる仕事に力点を置いている。著書に、『”シュタイナー”『自由の哲学』入門』(単著、イザラ書房)、『いのちに根ざす日本のシュタイナー教育』(吉田敦彦と共編著、せせらぎ出版)などがある。藤野の学校法人シュタイナー学園の評議員、日本比較教育学会理事・編集委員。

関連する展覧会