Sun Day  MIKI MOCHIZUKA 持塚三樹点|ヴァンジ彫刻庭園美術館 2012年11月3日(土・祝)−2013年3月5日(火)
《Light sleep》 2012年 油彩、カンヴァス
持塚三樹(1974-)は、意味が定まる前のかたちや、光や空気の移ろいを豊かな色の層を重ねて描き出し、意識に残った日常のイメージの抽象的な残像をキャンバスに定着させます。深い森に差し込む光、陽光のもと鮮やかに浮かび上がる草花は、目に見えない空気感をたよりに、記憶のなかをたぐりよせながら描かれた情景です。記憶の中の風景という、きわめて古典的な問題を題材にしながらも、作家は今に生きる問題意識で、絵画の既成概念を追求してきました。
彼の創造は、絵画、彫刻、ドローイングなど多岐にわたり、とりわけ異なる素材や質感で展開される彫刻は、インスタレーションとして空間に配され、異なる次元を行き来します。
作家は静岡で生まれ県内で学び、内なる要求に忠実に向かい合いながら、静岡のスタジオで制作を続けてきました。自然体の心地よさを感じさせる彼の絵画は、各地で評価を得、新進作家としてますます期待が高まっています。
空間から平面へ、平面から空間へ、刻まれ重なる記憶の層をご覧ください。
《breeze》
2012年 油彩、紙
《The bird on a mouth》
2012年 油彩、紙
《tree tree》
2012年 油彩、紙
《 I 》
2012年 油彩、カンヴァス
《kiro》
2012年 ブロンズ
作品図版すべて © Miki Mochizuka
持塚三樹(もちづか・みき)プロフィール
1974年静岡県生まれ。1999年常葉学園短期大学菊川校舎美術デザイン科卒業。主な個展:2009年「キ」MISAKO & ROSEN(東京)、2010年「SLS」MISAKO & ROSEN(東京)。主なグループ展:2007年「Exhibition from "HOMAM" 」旧マッケンジー邸(静岡)、2010年「作家のアトリエ」ベルナール・ビュフェ美術館、「Stripe, Dots and Skulls In Assorted Shapes, Colors and Sizes」Soka Art Center Tainan(台湾)など。2012年「DECWAS(静岡ブレーメン国際交流PROJECT)」ドイツ・ブレーメンにてレジデンスに参加。

開館時間:[11・12・1月]10:00~16:30 [2・3月]10:00~17:00 入館は閉館の30分前 休館日:水曜日(祝日の場合は翌日休)、年末年始(2012年12月26日(水)~2013年1月6日(日))入館料:大人1,000円(900円)、高・大学生500(400)円、中学生以下無料 ●( )内は20名様以上の団体割引 主催:ヴァンジ彫刻庭園美術館 協力:MISAKO & ROSEN